道すがら

道すがら感じたことを写真を添えてつらつらと書き綴ります

新国立競技場(工事中)が見える道

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2020年のオリンピックを控え、関連施設の建設が急がれている。
その最たるものが新国立競技場であろう。

紆余曲折、二転三転、迷走を経て今の形に落ち着き、突貫工事で進められている。

 

個人的には競い合いに思い入れはない。

だが選手の方々が自己を鍛錬し目標に向かっている姿に、美しさや光り輝くものを見れば、そこには感動を覚える。

 

翻って大会を運営する組織を見るとそこにはそんなもののかけらもない。

なにか不透明で、いやそれどころか濁っていて・・・まあオリンピックも興業だ。

お金がすべてとは言わないが、まあ言わずもがなであろう。

ただ、あまりにもチラチラ見えすぎて何か悄然としてしまい

大会に向けての熱を感じない。

建設中の新国立競技場を見ても醒めた心持になってしまうのは私だけであろうか。

 

 

 

残照の道~多摩川-堤防の道~

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陽が沈み夜の帳につつまれる少し前。空は残照に青く染まっていた。

堤防上の道には思い思いに時を過ごす人々の姿があった。
サイクリング、ジョギング、ウォーキング。

走ったり自転車に乗ったりする趣味はないが、こんな空を眺めていると
この道を軽く・・・ほんとに軽くなら”走って”みるのも悪くないと思わせる。

一日の終わり、残照の空を仰いでいると自省的になる。

 

夕映えの橋~大田区-丸子橋の歩道~

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夕陽が橋を照らしていた。

帰社を急ぐ会社員と思しき人や家路に向かう人々が、
束の間 夕陽に目を向けている。
中にはスマフォで撮影する人もいる。

暮れなずむ夕陽は急いた気持ちを穏やかにしてくれる。
橋を渡る散歩なら夕映えの時間がいい。

広尾の道

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萩の花が道に枝垂れるようにして咲いていた。

 

日本に現存する最古の和歌集、万葉集では花を詠んだ歌が多くあり
中でも萩の花が一番多い。
当時は萩を想う女性に重ねて詠んでいたそうだ。

 

今では秋の花として萩の名所には多くの人が訪れる。
花の美しさそのものを愛でるのも良いが、ひっそりと道を彩っている萩の花に
万葉人の感性と想う人を重ねつつ眺めるのもしみじみとしていい。

いい道見つけた。